先日ご参加下さった方が、
国産小麦の「はるゆたか」を買ったので、
習ったパンを作ってみようと
お話していました。
レッスンで使っている粉は、
カナダ、アメリカ産の小麦粉で、
ふっくらとボリュームが出るパンに
仕上がりやすい性質を持っています。
一方、国産小麦は味わいは豊かですが、
膨らみを重視した場合は、少し難しい粉に
感じる事もあります。
私は最近は、決まった粉でしかパンを
作っていなかったので、久しぶりに買って
作ってみました。
意外な事に「はるゆたか」は、
国産小麦特有の難しさをあまり感じない
捏ねやすい粉でした。
捏ねていると、早い段階ですべすべとして、
繋がっている感じに見えるのですが、
そこをもうひと捏ねして、生地にきちんと
柔らかさを出してから、油脂を入れると、
美味しく仕上がるように感じました。
よくよく捏ねることで、もちもちと
しながらも、軽いパンになります。
粉の味わいを感じたい場合は、
2月のレッスンの「テーブルロール」
のようなシンプルな配合が向いています。
注意するべき点は水分量。
今日は65%で作りました。
国産小麦は水があまり入らない傾向が
あります。
あとは、もとのレシピのまま、作ります。
レッスンで作ったパンを、いろいろな粉で
挑戦するのも面白いことです。