キコの台所

パンと粉もの 料理教室

角食パン

久しぶりに角食パンを焼きました。
上がストレート法で作った2本。
下が中種を入れて作った2本。

材料の種類と総量は、全く同じです。

ストレート法というのは、レッスンでも
やっているような、
捏ねて、一次発酵、ベンチタイム、成形、
仕上発酵、焼成という順序で、行程が
進んでいく方法です。

それに対し、中種法というのは、
粉の一部を捏ねて一定時間発酵させたものに、
残りの材料を加えて、更に捏ねて、
一次発酵からの行程に入る方法です。

見かけは一緒ですが、ストレート法の方が、
粉自体の風味が感じられて、中種法の方は、
発酵の深い香りがする特徴があります。
食感も少し変わります。

同じ材料で作っているのに、面白いです。
だからパンは楽しいです。

角食パンは、仕上発酵の後半で蓋をします。
なので、仕上発酵の完了の見極めは、想像の
世界です。
今まで育ってきた勢いや動きから、
どのくらいでピークになって、
オーブンの中で伸びた時に、型の中で、
きれいな形に焼き上がっているかどうか。
蓋の高さまで届いてなくてもいけないし、
発酵し過ぎて、角で口を切りそうな形も
ダメです。
毎回緊張します。

焼いた次の日はトーストしないで楽しみます。
ふつうの卵サンドで。