ドイツ語で「お下げにした髪」の意味で、
パン用語では「編みパン」を意味します。
歴史は古く、古代ギリシャやローマの
時代から、すでに作られていたそうです。
お祭りなど晴れの日に食べるパンですが、
ドイツのパン屋さんでは、週末なると
並んでいる、という印象があります。
生地を分割して、長く伸ばして編んでいく。
菓子パン生地は卵やバターが多く、
柔らかいものです。
大きなものを焼くとなると、型に入れずに
高さを出して焼き上げる事は難しいです。
例えばパネトーネなどのように。
編む事で、発酵で膨らんでいく過程でも、
お互いが引っ張り上げ合います。
そうすることで、大きくてもだれずに、
膨らんでいきます。
編みパンは、見た目の美しさや華やかさも
もちろんですが、このようなパンの成形の
技術が隠れています。