キコの台所

パンと粉もの 料理教室

チョコパン

今回はチョコパン。
冷蔵生地で作ります。
パン生地は自分の力で一生懸命捏ねて、
グルテンを繋げる事が大切ですが、
粉に水分を合わせておくと、勝手に
繋がってくれる性質があります。

なので、捏ねに自信がない方でも、
寝ている間に勝手に上手く繋がってくれる。
冷蔵生地はうまく利用すると、
朝ごはんやお昼ごはんに焼き立てパンを
食べる事ができます。

レシピは先日の「基本の丸パン」を
少しだけ変えた配合です。
水分を卵黄と牛乳にしています。

「基本の丸パン」の配合を使っても作れます。

チョコパン

《材料》
☆100%=300g
強力粉(春よ恋) 270g(90%)
全粒粉 30g(10%)
イースト(サフ金) 6g(2%)
砂糖 21g(7%)
塩 5.4g(1.8%)
卵黄1個+牛乳 201g(67%)
バター 9g(3%)
チョコレート 90g(30%)
※私は今回、スイートとホワイト半分づつです。

卵黄と牛乳は溶いて使います。

《パン生地データ》
捏上温度 28℃
一次発酵 45〜50分(28℃のところ)
ガス抜き
冷蔵発酵 一晩〜24時間以内
成形 切るだけ
仕上発酵 50分(30〜32℃のところ)
焼成 190℃ (14分)

《作り方》
※捏ね方は前回の「基本の丸パン」と
同じ捏ね方で作れます。
入れている水を、卵黄+牛乳液に置き換える
だけです。
捏ねた感じは、牛乳が入る今回のほうが
ベタつきがなかったり、締まった感じが
すると思います。

今回の生地はこんな感じ。

きれいに丸める。
ボウルに入れて一次発酵へ。
ラップをして乾燥防止。

28℃のところで、45〜50分。
冷蔵発酵生地の場合は、
あまり難しく考えずに、
ひと周り大きくなったらOKです。

生地全体のガスを抜いて、4つに切る。
3枚にチョコを散らばせる。

チョコをのせた生地を重ねる。
上から、
生地
チョコ
生地
チョコ
生地
チョコ
生地
となっています。

切り口を内側に少しだけ折り込んで、
麺棒をかける。
金属の入れ物に薄くして入れる。

冷蔵庫へ。

一晩〜24時間以内。
※冷蔵庫に入れても、イーストは活動します。
あまり長い時間働かせると、疲れてしまって、
焼く時に働いてくれなくなる場合があります。


冷蔵庫から生地を出す。

いびつに膨らんでいます。

麺棒をかけて生地の厚みを均一にする。

今回の私の生地は、
粉200g分で作っているので、8分割。
レシピ通り、300gの粉で作る場合は12分割で。
カードか、包丁でスパッと切ります。

オーブンシートを敷いた天板に並べて。

30〜32℃のところで50分発酵。

厚みが2倍近くなって、気泡も見えます。

190℃ 14分焼成。

捏ねて、チョコを挟んで、冷蔵一晩。
成形も無くて切りっぱなし。
パンは作ってみたいけれど、
失敗したら嫌だなぁ、という方にも
作って頂けるかなと思って考えました。

チョコの一部をナッツに変えたり、
チーズとベーコンにしても美味しいかも。